
有給インターンという制度をご存知だろうか?
有給インターンは企業でインターンをしながら給料をもらえる制度だ。いわば、社会経験を詰めるアルバイトといっていい。
無給のインターンとは違って有給インターンでは長期で企業で働く必要はあるが、給料も経験を詰めるのが最大のメリットだ。
筆者も就活生の時に有給インターンを行ったことで、自分に合った企業から内定をもらうこともできた。
今回は就活の際に有給インターンを行うメリットと有給インターンの探し方を合わせて紹介したい。
たった3ヶ月で内定に辿り着いた有給インターンの体験談
ここで簡単に筆者の有給インターンの体験談を紹介しておこう。
筆者は大学四年後期に休学をして、半年後海外一人旅をしていた。
帰国後、軽くサイト制作をしていた経験を活かしたいと考えた筆者はキャリアバイトというサイトでサイト制作のスキルを磨けるバイト先を探していた。
そんな中で筆者が巡りあったのが現在も筆者が働いている会社だ。
筆者が巡り合ったのがBtoBのwebサービスを展開するベンチャー系の会社だ。
従業員も50人程度しかおらず、フラットな会社だった。
加えて、筆者が巡り合った会社はある程度の見込みさえがあれば、型にハマった就活ができないタイプでもインターンとして採用している会社であった。
その後、面接に合格してインターン先にジョインしたのが4月、内定をもらったのが7月だったので、入社してから3ヶ月くらいで内定をもらうことができた。
ちなみにインターンの時給は1000円でスタートし、その後スキルに応じて昇級する形であった。最終的に筆者は時給1200円まで上がった。
このようにして筆者は有給インターンを通して内定先を確保したのだが、有給インターンから内定を確保した経験を通して、有給インターンをするメリットは大きく二つあると感じた。
【メリット1】企業と就活生の間でミスマッチがなくなる
社会で働いたことがない就活生の多くは自分に合う会社がまだ分かっていないはずだ。
入社前に描いてたイメージと現実との間にギャップがあり、新卒で入社しても残念ながら退職してしまう人もいるのも現実だ。
しかし、有給インターンを経て入社すれば、ギャップによるすれ違いを回避できる。
実際に職場で働くことで就活生と会社の間で互いの相性を確認できているので、双方の間に仕事に関するイメージのギャップがない状態で入社をすることが可能となるのだ。
双方にとってミスマッチがないか確認できた上で入社できるのはかなり無駄がないスタイルといってもいいだろう。
【メリット2】バイトの代わりになる上にスキルも身につく
次に紹介するメリットは働きながらスキルを磨ける点だ。
実際に企業で働くことでインターン先で必要となるスキルや社会人としての常識も身につけることができる。
その上、給料をもらうことができるので一石二鳥だ。
アルバイトをしながら経験を詰めるのは忙しい大学生にはもってこいな制度であると思う。
しかも、就活の際に有給インターンで経験を積んだことは他社の面接を受ける場合においても大きなアピールポイントにもなるだろう。
有給インターンはwebから探すのが手っ取り早い
では、どうやって有給インターンを探すのが良いのか?
筆者のオススメはインターネットで探す方法だ。
例えば、キャリアバイトというサイトでは身につけたいスキル別にインターンの募集先を検索できるので、自分が欲しいスキルに合わせて企業を探すことも可能となる。
キャリアバイト
https://careerbaito.com/search
実際に求人サイトで気になった企業を見つけたら、その企業のホームページで事業内容を確認してから気軽に応募しても大丈夫だ。
また、web以外だと直接企業に問い合わせてみる方法もある。
この方法は従業員が多い大手企業の場合は厳しいが、ベンチャー企業や中小企業においては話を聞いてもらえる場合も多い。
筆者が働いているベンチャー企業でも、企業の問い合わせフォームからインターンに関する問い合わせをして、実際にインターンで採用された大学生もいた。(後に、その大学生は新卒として入社をした)
面接を受ける前に事業内容に関してさらっと勉強しておく
求人サイトで気になったインターンに応募したら、その企業で使うであろう知識を前もって勉強しておこう。
前もって軽く勉強を行うことで
・面接官に対してやる気を見せられる
・実際の面接でインターンついての理解が進む
といったメリットがある。
勉強といっても本格的にやらなくても良い。
採用されて入社することができれば、入社後にスキルを身につけることができるので、面接前に入門部分を軽く学んでおく程度で大丈夫だ。
ちなみに面接前に企業や業界について勉強してから臨む姿勢は実際の就活や転職活動でも使えるテクニックになる。今から事前に勉強する癖を身につけておくと後で恩恵を受けることがあるかもしれない。
また、インターン採用ではやる気と内定後の姿をとにかく見られることが多い。
そのことを頭の片隅に入れてから面接を受けてみることもオススメだ。
少しでも興味があれば応募してみよう
ここまで有給インターンのメリットや実際の応募方法などを紹介した。
実際に有給インターンが気になった方がいたら、まずは気になる求人に応募してみよう。
有給インターンとはいえ、そんなに身構えなくても大丈夫だ。普通のバイトを応募するような感覚で応募してしまっても構わないと筆者は思っている。
頭で云々考えるよりも実際に行動に移した方が学べることも多いし、何より面接を受けることで分かる知識や経験もある。