
就活が始まったが、なかなか内定がもらえない人やそもそも就活自体に疑問を持った大学生も多いことだろう。
おそらく就活に対して何かしら引っかかったものがある方がこの記事に辿り着いていることだと思う。
筆者も大学生時代に就活に対して漠然とした疑問を持ち、実際に就活をやめた。
それでも今は立派に好きなことを仕事にしつつ、働いていて楽しいと思える会社で働くことができている。
そこで今回は筆者が大学時代から今にかけての経験を踏まえながら、就活をやめた際の選択肢や就活をやめた際に行うべきことを説明していく。
最低限必要な収入と自分の特性を知る
まず就活をやめる際に知っておくべき重要事項が2つある。
それは
「最低限必要な収入」
と
「自分の特性」
である。
「最低限必要な収入」と「自分の特性」さえ把握しておけば、就活だけでなく今後の人生を歩んでいく際にもかなり楽になってくる。
最低限必要な収入の調べ方
最低限必要な収入とは自分が1ヶ月間生活するのに最低限必要な金額のことだ。
この必要最低限の収入について一度分析してみよう。
例えば一人暮らしの場合に必要最低限の出費は
・家賃
・食費(できるだけ節約した場合で計算しよう)
・光熱費(一番安かった月)
・通信費(wifiやスマホ代)
の4つになる。
加えて、個人で外せない出費(例えば化粧品代や薬代など)があれば、それも必要最低限の出費に加算しよう。
筆者の場合だと、
家賃→80000円
食費→25000円
光熱費→6000円
通信費→7000円(スマホ代とwifi代)
医療費→5000円
の計12万3000円となる。
このような感じで自分の最低生活費を知っておけば、月にいくら収入を得ればいいか明確になる。
自分の特性を分析する
次に必要なことは「自分の特性」を知ることだ。
自分の特性は自己分析をすれば案外簡単に分かる。
自己分析については
1、自分の好きなこと
2、自分が喜びを感じる瞬間
3、集団の中での自分の役割
の3点をまず知ることが重要である。
この3点を理解していれば、自分の好きなことをしながら組織に貢献する方法が分かり、自ずとこれから進むべき道が分かってくる。
さて、上記で紹介した3点を知るには以下の書籍をしっかりやり込むのがオススメだ。
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さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 新品価格 |
34個の資質の中から自分が持つ資質を分析してくれる書籍だ。著書で自分の資質を知ることで自分の才能を理解できるだけでなく、才能に基づいた行動指針を知ることもできる。
この書籍を試すことで、自分が喜びを感じる瞬間や集団での役割について理解するヒントも得ることが可能だ
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自分の心の喜ぶ仕事を見つけるために過去の経験や自身の特性を段階に沿って洗い出すワークをすることができる書籍だ。
この本に沿って自己分析するだけで、自分の好きで得意な仕事の候補が見つかる。それだけでなく、避けるべき仕事や職場環境なども理解することができる。
自分の特性と最低限必要な月収さえ分かれば、あとは月収から逆算しながら自分の特性にあった仕事をすればいい。
就活をやめて別の道に進むために必要となる前提知識について解説してたので、次は具体的な方法について解説していきたい。
【脱就活方法1】お金を稼げるスキルを身につける
何かを作ることに喜びを見出す人や既にスキルになり得る特性を身につけている人は、お金を稼げるスキルを身につけてしまおう。
自分がやりたいことや特性にあった仕事が何か分からない人は下記のサイトで職業を軽く調べてみるといい。
ふわっと眺めているだけでも少しくらい興味が見つかる職業が出てくるはずだ
もし、興味がある職業が見つかったら気軽な気持ちで仕事について調べてみよう。
ネットで簡単にスタートできる仕事
また、今の時代はインターネットで簡単に仕事を探すこともできる。
例えばクラウドワークスというサイトでは職能別で一人でもできる仕事が募集されている。
もし、ITエンジニアやライターといった職業をはじめてみたいのであれば、書籍やwebサービスで基礎だけ勉強してから、
クラウドワークスで学んだことを実践することもオススメだ。
実際に仕事をしてみた方がスキルも身につくし、レベルアップにも繋がる。
【脱就活方法2】オープンな地方に移住する
都市部に住んでいる人にはIターンに積極的な地方に移住してみるのも一つの手だ。
人が不足している地方には若者の手が必要とされており、仕事も見つかる。
都心とは違った新しい環境で仕事をすることで新しい価値観も生まれるはずだ。
どこに移住するか
さて、移住するとしてもどこに移住すべきか分からない人も多かろう。
移住先が田舎すぎると不安な人もいるかもしれない。
もし都心で生まれ育って田舎に移住にすることが不安なのであれば、仙台や福岡といった大きめの地方都市に移住するのも一つの手だ。
また、移住先は以下の相談所で実際に話を聞きながら見つけることもできる。
【脱就活方法3】ゆるく起業してみる
これまでは企業に就職してみることを前提に就活をやめた際の方法を紹介してきたが、次に紹介するのは起業という方法だ。
とはいっても、腰を下ろして行う起業ではない。
銀行にお金を借りたりする必要もない。
身近な範囲でゆる〜く起業してみるのだ。
ゆるく起業?どうやるの?
ゆるく起業するポイントは「身近にあるものを有効活用する」という点だ。
例えば、
・自宅の代わりに店舗を借りて、住み込みで働きながら物を売る
・後継がいない商店で働きながら事業承継の候補になる
・webサイトやSNSのコンサルをする
など、自身の身近にあるものを有効活用していく方法だ。
この方法に関してはえらてんさんという方が執筆した「しょぼい起業で生きていく」という本が参考になると思う。
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筆者も思い返すと学生時代にゆるい擬似的企業のようなものをしていた。
筆者はwordpressを用いたブログの作成ができたので、広告ベンチャーや店舗のHPを作成しながらお小遣い稼ぎをしていた。
たまたま使えたスキル利用して製品を売っていた点においては、筆者が学生時代にやっていたことは一種のweb屋さんとしてのゆるい企業だったのだ。
自分が生きるために必要なものとお金は案外起業すれば簡単に稼げてしまうかもしれない。(ただし、人によって向き不向きはあります)
【脱就活方法4】海外に移住する
あえて海外に目を向けてみる選択肢もある。
思い切って海外に行ってみることだ。
物価が日本より安い新興国(ベトナムやインドネシアなど)に移住すれば、日本と変わらない生活基準で生活することも可能だ。
最低限の英語力と行動力さえあれば大丈夫
東南アジアでの求人を探してみると、求人量もそこそこ見受けられる。
給料は安めに見えるが、現地基準と比べると高い給料の求人が多く、東南アジアの求人はホワイトな仕事と多い印象だ。
実際に東南アジアで働いている人に会ってみると、ストレスフリーで働いている印象を受ける。
しかしながら、文化も言語も異なる環境に飛び込むことになるので、海外就職は「自分で何とかする」という気概と最低限の英語力だけは必須になる。
人を頼る傾向がある人や依存性がある人には海外就職は厳しいかもしれない。
(逆にいえば、自分で行動できる人なら案外何とかなるということでもある)
実際に旅をして好きになる国を探してみるのも一つ
筆者としてはインターネット上で求人を探しながら、自分の足で東南アジア各国を旅してみるのもオススメだ。
ガイドなどを一切使わずに自分の足で現地を旅してみることで、旅した国の雰囲気をつかむことができる。
もし、旅する中で好きな国を見つけたら、その国で働くのもいいかもしれない。
就活以外の選択肢はたくさんある。まずは気軽にはじめてみよう
型にはまって就活をする必要は全くない。
これからの人生を豊かにするために、「自分が喜びを得られること」を軸にして、様々な進路を検討してみることが大事だ。
そのためには就活以外の他の選択肢を一度検討することも大事だと思う。